半沢直樹は悪人か？

ドラマ半沢直樹も５回を終了して、第一部が完結しました。
次回から第二部という感じでますます楽しみですね。

このドラマには悪人が何人か出てきます。
その中でも諸悪の根源は、石丸幹二さん扮する
支店長の浅野ではないでしょうか。

自分個人の損失を埋めるためにみんなを利用した訳ですからね。
東田という根っからの悪人を利用し
自分の銀行を煙に巻いて、部下に責任を
なすり付けて陥れようとする。
この人やっぱり頭がいいんですね。

しかし、半沢直樹はその支店長にも勝ったわけです。
ほんとに前回の放送は痛快でした。
５億円の損失を回収して、支店長のバケの皮を剥いだわけです。


でも、ちょっと考えさせられるシーンがありました。
半沢直樹が支店長を警察へ突き出すつもりでいたところ、
支店長の奥さんに「今後とも主人をよろしくお願いします。」って
言われるんです。

その前のシーンにも支店長の家庭人としての一面が描かれていて
娘から「パパ大好き、お仕事頑張って！」なんて
メッセージをもらうわけです。

見るからに根っからの悪人にならこんな場面でも感情移入しませんが
ここは甘いマスクの支店長です。
（この方劇団四季の俳優さんだったんですね、
こんなＣＤLove Songs [ 石丸幹二 ]も出してます。）
娘や奥さんは何も悪くないし
ちょっと見てて気持ちが揺らぎましたね。

半沢直樹もここで少し考えたと思います。
ここまで厳しくしていいのか？自分の方が悪人なのか？と

そして彼は素晴らしい対応をします。
謝罪のみを要求したのです。
そして自分と部下の昇進の要求も飲ませわけです。

そして支店長は半沢の代わりにマニラに出向するのです。
そこで一からやり直すチャンスをもらったのです。

嫌な相手にも親や家族がいて、その中では彼らも愛されているんだ。
それはなんら自分と変わらないわけです。

なんか今回他人を見る目の視野が少し広がりました。
「半沢直樹」って心理ドラマとしても面白いですね。

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